「ほちょうさん」で補聴器を購入したいのですが、いつお伺いしてもよろしいですか?

お一人お一人に時間をかけて調整していますので、当店は完全予約制となります。
ご来店前日までにお電話かメール(予約フォーム)にてご予約をお願いします。
ただ、当店での補聴器購入にはご了承頂きたいことがあります。
当店は綿密な医療連携を前提にした補聴器販売をしており、当店来店後でも構いませんが、補聴器を専門とする耳鼻咽喉科の受診が必要です。現在は店舗前にある名古屋第一赤十字病院耳鼻咽喉科との連携が前提となり、補聴器の長期試聴開始までに同院の受診が必要です。

補聴器購入にあたって、どうして医療機関の受診が必要なのですか?

世間では補聴器を試したけれども印象をわるくした方、購入したけれども使用を止めてしまった方がたくさんいらっしゃいます。
これは、補聴器がその方に不向きであったわけではありません。ここには様々な要因があり、私ども補聴器調整のプロフェッショナルだけでは解決できない事があります。
そこで、綿密な医療との連携を前提にして補聴器を満足されてから購入する流れを確立しました。2ヶ月の補聴器試聴期間、連携する医療施設での補聴器適合検査、そしてご本人の満足度を医師が確認した上で補聴器購入という流れになります。
補聴器を購入したけれども聞こえに満足されていない方は、あきらめずに名古屋第一赤十字病院耳鼻咽喉科にぜひご相談ください。

2ヶ月間の補聴器試聴期間がどうして必要なのですか?

補聴器を価値あるレベルまで調整を進めるには週に1回の調整を行っても最低1か月は必要です。さらに、耳の型取りを必要とすることも少なくないため、2ヶ月を試聴期間の基本と考えています。
そこで、連携している耳鼻咽喉科と当店にて補聴器調整を繰り返しながら、約2か月間の貸出試聴を行います。ただし、通常は購入後もしばらくは微調整が必要です。

補聴器の価格はどの程度ですか?

現在のデジタル補聴器は1台5万円程度から50万円台後半まで非常に幅広い価格が設定されています。
高額な補聴器には相応の機能が搭載されていていますが、お一人お一人に必要な機能を持った補聴器をご予算の中から選んで頂く事が大切と考えています。そこで、ある程度の調整ができる補聴器として15万円から20万円前後の補聴器を当店ではお勧めしています。

補聴器と集音器の違いは何ですか?

補聴器は『薬事法』で定められた管理医療機器です。そのため、安全性において厳しい基準をクリアしています。
一方、集音器は管理医療機器ではないため上記のような基準がありません。
また、補聴器はお一人お一人の聞こえ具合に合わせた繊細な調整が前提に必要ですが、集音器でそのような調整をすることはできません。大切なお耳を守るため、より良い聞こえを得るため集音器の購入は控えることをお勧めします。

「耳鳴り治療」のための補聴器やサウンドジェネレーターを購入できますか?

はい、購入できます。
当店では医療施設との連携が前提となりますので、購入することができます。
具体的には「耳鳴り」を専門とする耳鼻咽喉科医師の指示にしたがって補聴器等の調整(フィッティング)を行います。

支払いにはどのような方法がありますか?

現金のほか、各種カード決済がご利用いただけます。
但し、電子マネーは種類によりお取り扱いできない場合があります。
また、金融機関からのお振込みも承っています。詳しくはスタッフにご相談ください。

値引きはありますか?

当店では値引き販売をしておりません。ただし、コストパフォーマンスの良い適切な補聴器を購入することができます。その理由は、補聴器を専門とする医療施設の医師や言語聴覚士との連携により、必要でない機能を盛りこんでいる高額な補聴器の販売は控えたい方針がとられているためです。
当店の補聴器フィッティングを体験されると補聴器の価格よりも調整と補聴器装用下の測定(検査)がいかに大切かを実感していただけると思います。
ただし、多機能補聴器の試聴を希望される場合は比較試聴が可能ですので、スタッフにお申し出ください。

医療費控除は受けられますか?

はい、受けられます。
補聴器は「管理医療機器」に該当することから、基本的に確定申告の際に「医療費控除」の対象となります。
当店は医療施設との連携を前提にしていますので、医師から『耳鳴・難聴診療による補聴器指示書』を作成されたお客様を対象に販売しています。この指示書の存在により、当店から購入していただいた補聴器は全て「医療費控除」の対象となります。
詳しくはスタッフにご相談ください。
(医師が関わらず補聴器を購入した場合は医療費控除の対象になりません)

「福祉補聴器」の取り扱いはありますか?

取り扱ってはおりますが、先に医療連携している耳鼻咽喉科の診察が必須となります。名古屋第一赤十字病院 耳鼻咽喉科部長の柘植医師の診察を受けてください。

購入後のアフターサービスはどのようになっていますか?

購入後も調整を継続することが通常です。試聴期間は2ヶ月ですが、補聴器の微妙な調整は通常続きます。
その理由を説明します。
それは、補聴器を適切に活用するために脳のリハビリが数ヶ月以上必要となるからです。脳の優れた機能である「音に対する感度を調節する機能」が、長年の難聴によって通常は錆びついています。これは、補聴器を始めて使用すると音をたいへんうるさく感じてしまう現象と関連しています。補聴器を使い続けるとしだいにこの現象が改善していきますので、それに伴って補聴器の調整を変化させる必要があります。したがって、補聴器購入後も半年〜1年は補聴器の微調整が必要であることをご承知おきください。
また、補聴器は定期的なチェック、清掃、メンテナンスが必要です。基本的に1〜3ヶ月毎に来店することを提案しています。また、補聴器という繊細な機械はしばしば故障します。何か気になる点が発生した時は、お気軽にご連絡願います。補聴器の購入はその後の長いお付き合いの始まりとお考えください。
なお、購入後の調整・クリーニング・定期点検などのサービスは無料で承ります。